■ 経営改善のためには「会計データ」による現状分析が必要です
■ 2つの視点ー「時系列分析」と「相対比較分析」
会計データの分析といっても、特に難しいことを行うわけではありません。決算書を構成要素別に分解した上で、次の2つの視点から眺めてみましょう。
(1)前年と比べて増えたのか減ったのか?(時系列分析)
(2)同一診療科同規模の診療所と比較して多いのか少ないのか?(相対比較分析)
同一診療科同規模の診療所との比較といっても、どこか特定のクリニックの会計データと比較するというわけではありません。 野中和博税理士事務所では、毎年多数の医療機関の財務データを分析し、『TKC医業経営指標(M-BAST)』という統計資料をまとめていますので、先生のクリニックと 同じ診療科、同じ規模の診療所の全国平均値と比較できます。